上井草日記
東川スタイル(旭川の郊外) その92018/10/10 Wed


道の駅「道草館」の隣には、アウトドア用品の製造・販売を手がけるモンベルが出店しています。↑
アウトドアが楽しめる東川を象徴するこの店舗の出店で、地域におけるカフェ、レストラン、セレクトショップなどの増加にもはずみがついたそうです。
モンベルから町に払われる年間賃料は、120万円とのこと。
「モンベル大雪ひがしかわ店」の営業は順調で、自然豊かな地域へのモンベル出店は増加傾向にあるといいます。
東川スタイル(旭川の郊外) その82018/09/26 Wed


東川らしさ、写真写りの良い町を目指して作られた木彫看板の1例。
工芸が盛んな東川にふさわしいこの取組は、ヨーロッパの町並み視察からヒントを得たそうです。
郵便局、警察署、学校などを含め、今では全部で90基あるとのこと。
東川スタイル(旭川の郊外) その72018/09/26 Wed


東川の道の駅「道草館」です。
各地の道の駅は町外れの幹線道路沿いにあるのが普通ですが、東川の「道草館」は町の中心部にあり、道の駅とインフォメーションセンターの2つの役割を同時に果たしています。
店舗は地域内に散らばっているので、「道草館」はそのショウウィンドウであり、ポータルサイト。
商品が気に入ったら、出展元の店舗を直接訪問することで、その店舗が置かれている環境ごと体験出来る楽しみがあります。
「道草館」には、地域住民の憩いのスペースも設けられています。
上記のような様々なアイディアは、コンサルに頼ったのではなく、行政の職員たちが考え出したものだそうです。
東川スタイル(旭川の郊外) その62018/09/25 Tue


住宅地グリーンビレッジにあるカフェ「らくだ」。
一対の片流れの屋根をラクダのコブに見立てての命名でしょう。中庭を共有する構造で、1棟が店舗、もう1棟が住居になっています。
北海道の「適疎(てきそ)」のスケール感を、そのまま東京近郊の上井草に当てはめることは、もちろん無理があります。
しかし、東川が目指す「適疎(てきそ)」という考え方は、これから人口減少期を迎える東京郊外(近郊)の住宅地が地域価値の維持・向上を企図する上で、十分参考になるに違いありません。
東川スタイル(旭川の郊外) その42018/09/22 Sat


東川町では、2002年に「美しい東川の景観を守り育てる条例」を制定。写真写りのいい町を目指してきました。
分譲住宅地「グリーンビレッジは、そのモデル地区。75世帯が暮らしています。
各戸の敷地が広い上に、公開緑地が整備されいるので、地域全体にゆとりがあります。
入居希望者には小冊子「東川風住宅設計指針」が渡され、そこには建物に関する指針より前に、まず「道路から見えやすい場所に2本以上の木を植えること」とあるのだそうです。
建築素材や、屋根の形、色等の外観の指針のほか、塀や囲いに関する制限や、冬の暖房に欠かせないオイルタンクを隠す方法なども記されているということです。
東川スタイル(旭川の郊外) その32018/09/22 Sat


「写真の町」の取り組みは、イベントごとだけではありません。
写真作品の展示発表の主要舞台として、この「東川町文化ギャラリー」があります。
一方、写真甲子園参加のために東川を訪問した高校生たちの宿舎としては、「IYASU HOSTEL東川」を中心に、様々なスタイルの施設が存在しています。
東川スタイル(旭川の郊外) その22018/09/19 Wed


東川では、人口を増やす努力の中で、とくに「関係人口」を増やすこと、つまり東川との関わりを持つ人々の数を増やす努力をして来ました。30年続けてきたという「写真のまち」の取り組みもその一環です。
東川は、写真写りのいいまちを目指して、街並みづくりの基準を制定しています。
かたわら、「写真甲子園」を開催し、夏休みに大勢の高校生が泊りがけで滞在する宿泊施設を経営するなどして、「関係人口」を増やす仕組みを作り上げました。
高校生たちは、大自然や人々の暮らしぶりを撮影、まちが開催するコンテストに応募します。こうして、東川ファンが増え続けています。
東川スタイル(旭川の郊外) その12018/09/19 Wed


先月8月21日〜23日、「写真の町」で話題の北海道の東川を訪ねました。NHK・TVでも紹介されたことがあるので、ご存知の方もいらっしゃるでしょう。
東川は旭川の郊外にあり、大雪山系に囲まれた風光明媚な田園地帯。旭川空港や、いま話題の旭山動物園からも近く、豊かな水に恵まれ、サイクリングやキャンプなどアウトドアスポーツでも人気のまちです。
地方都市が人口減少で悩む中、例外的に転入者が増え続けており、彼ら若い世代によるスモールビジネスも盛んです。このまちのコンセプトは、「過疎」でもなく、「過密」でもない、「適疎(てきそ)」。ちょうどよい「疎ら(まばら)」の魅力を目指しています。