上井草日記 | まちづくり上井草

上井草日記

須田孫七講演会を聴いて2017/09/04 Mon

上井草日記
須田孫七講演会を聴いて

「日本のファーブル」とも呼ばれる杉並区在住の昆虫学者・須田孫七氏氏の講演会「ある昆虫少年の一代記」に出席しました。(2017.8.27杉並区民センター)

「杉並メダカ」で一躍話題になった須田孫七氏ですが、「もともとそのメダカはトンボの幼虫・ヤゴの餌にするために飼っていたもの」という「打ち明け話」などもあり、聴衆を飽きさせない、愉快なものでした。氏の驚くべき記憶力の助けもあって、お話はご自身の豊かな体験の具体性・固有性に裏付けられており、要約することは困難です。むしろ一二例のエピソードをご紹介しましょう。

〈東京の昆虫が激減した時期は以下の3回〉
・ 関東大震災
・ 東京大空襲
・ アメリカシロヒトリ駆除のための薬剤散布

〈外来種・アオマツムシ波及の推移〉
・ 養蚕の盛んな青梅と八王子はDDTを撒かなかった。
→アオマツムシが生き残った。→開通した新青梅街道の街路樹トウカエデ・フウノ木伝いに東上。→次区間のイチョウの葉を彼らは好まなかったので、田無付近で街道を逸れて住宅地へ侵入

〈世界の都市中、東京は例外的に昆虫の種類が増えた〉
・ 地球温暖化
・ 外来種の増加
・ 植物の種類の増加
・ プール・ビオトープの増加

画像のように2時間座ることなく、立ったままの御講演を拝聴し終えた私たちは、都市化とともに自分たちの暮らしが失ったものの大きさに思いを致さずにはいられませんでした。

講演の席で「杉並の自然学」サイトを運営する佐藤康子さんにお目にかかりました。今回の須田孫七氏の講演会「生物の多様性」の記事を掲載されています。
http://sas2005.eco.coocan.jp/index.html

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2010/08 に杉並区初の
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